あなたは、「また自分の店舗の近くに大手チェーン店ができた。」「チラシや店前看板などいろいろと工夫してみたけれど、結局は広告宣伝においても大手には敵わない。」とあきらめていたり、将来への不安を抱えていたりしていませんか?
そもそも大手企業と中小零細企業では、マーケティングの考え方や進め方が全く違います。
私たちが普段目にしているマーケティングのノウハウは、大きな会社向けになっているものがほとんどです。
ですから、あなたがマーケティングの書籍などで学び、自分のお店で実践しようとしても、何だかしっくりこなかったり、上手くいかなかったりすることが多いでしょう。
大きな会社のマーケティングは、社内の専門家が高額な予算をかけて、分析や検証などを何度もくり返して、高い成果が出せるように日々研究しています。
「やっぱり小さな会社では敵わないな、、、」と思われるかもしれませんが、あきらめるのは、まだ早いです。
実は、小さな会社でマーケティングを実践する方が、成果が出るのも早く、しかも楽しく、やりがいを感じることができるのです。
マーケティングは経営者の仕事
小さな会社の経営者は、マーケティングのスキルを身につけることは必須です。
なぜならば、あなたほどお客さんのことを知っていて、業績に情熱と責任を持っている人は他にいないからです。
外部のマーケティング専門の会社に依頼することもできますが、その依頼料は高額で小さな会社にとっては大きな負担となることが多いです。
ですから、経営者であるあなた自身がまずマーケティングスキルを磨くことをおススメします。
マーケティングのスキルといっても、難しいことではありません。
このブログの他の記事でも紹介しているように、シンプルなことばかりです。
あなたがマーケティングを学び、それを自分のビジネスに合った形で展開していけばいいのです。
そして何よりも、あなた自身が決定し、実行し、改善をしていくので、マーケティングで成果を出すスピードも速く、その精度もどんどん高まっていきます。
そうなるとノウハウも蓄積され、長期にわたり成果を上げ続けることもできるようになります。
専門特化して大手企業に勝ちに行く!
なぜ、小さな会社の方がマーケティングで成果をだしやすいのでしょうか?
それは、小さな会社は専門を特化できるからです。
大多数を相手にする大企業のマーケティングは、競合も多く大苦戦しています。
なぜなら、大企業はありとあらゆる商品を取り扱っていて、全てのマーケティングを成功させるのが難しくなってきているからです。
例えば大手飲食業で、和食・洋食・中華料理などから豊富なデザートまであるファミリーレストランで考えてみます。
いわゆる大手のファミレスでは、何でも揃っています。
しかし、あなたが「今日は美味しいカレーが食べたい」「ちょっと変わったデザートが食べたい」と思った時に、ファミレスのことを思い出すでしょうか?
カレー専門店やデザートに凝ったオシャレなカフェを思い出したり、検索したりするのではないでしょうか?
「何でもできる」というのは、結局「何が得意なのかが分からない」ということになり、お客さんにとっての印象も強くありません。
小さな店舗の経営者が、上記のような大手チェーン店と同じような商品を揃えようと思ったら勝ち目はありません。
しかしあなた得意とする専門分野に絞って一点勝負すれば、その一点のみで勝つことができます。
小さな会社がマーケティングで成果を出すのであれば、得意分野に専門特化して一点勝負にするべきです。
小さなマーケットに絞るほど上手くいく
大手企業はその規模が大きいだけに、会社を維持するために多数の商品を取り扱っています。
マーケットも非常に幅広く、何万人、何十万人を相手にしていかなければなりません。
逆に小さな会社であれば、たくさんのお客さんを相手にする必要はありません。数千人、数百人のお客さんがいれば、十分に成り立つでしょう。
ですから、小さなマーケットを相手にビジネスを構築すればいいのです。
数百人、数千人規模のお客さんを相手にするのであれば、難しいマーケティングのスキルを学ぶ必要はありません。
専門分野を絞れば絞るほど、マーケティングでやることも明確になり、成功の確率も高まります。
専門分野を絞って一点勝負にすることが、小さな会社がマーケティングで成果を出す秘訣です。
あなたのビジネスで専門特化ができるものは何か、あなた自身がマーケティングで学ぶことは何か、考えてみましょう!