あなたは、このように思った経験はありませんか?
「価格を上げて、もっと売上をあげたい、、、」
「今の価格では、ほとんど利益が残らない。もう少し利益が欲しい、、、」
しかし現実は、なかなか価格を上げることに踏み切れないのが実情ではないでしょうか。
なぜ価格を上げることに踏み切れないのでしょうか?
理由はいくつか考えられますが、一番の理由は、あなたの気持ちの中にあるメンタルブロックです。
「価格を上げると既存客が離れていくのではないだろうか?」
「価格を上げると新規客が入ってこなくなるのではないか?」
このような「まだ起きてもいない事象を現実に起きているかのように自らが勝手に感じている不安」から足がすくんでしまい、価格を上げられなくなるわけです。
そこで今回は、価格を上げるときに起こる「まだ起きてもいない事象を現実に起きているかのように自らが勝手に感じている不安」(=メンタルブロック)を取り除き、無理をせずに価格を上げる2つの方法をお伝えします。
あなたはこれを知ることで、価格や単価を簡単に上げることができるようになり、売上アップや利益アップに前向きに取り組むことができるようになるでしょう。
無理せずに価格を上げる方法 その1:上位商品を作る
仮に今あなたの取り扱う商品で、1000円で売っているものがあるとします。
そうであれば、価格を上げた1500円の上位商品を作ってみてください。
もし、1万円で売っている商品があるならば、上位バージョンの1万5千円の商品も作ってみるといった感じです。
すなわち、上位バージョンとなる高価格帯の商品を新設するわけです。
たったのこれだけのことです。
上位商品を作ると、必ず一定の割合で上位商品を購入してくれるお客さんがいます。
そうなると高額の商品を、一定の確率で販売できてしまうということです。
今までの価格の商品を無くすわけではありませんので、どちらを買うかの選択権はお客さんにあります。
あなたは、お客さんに「価格を上げました」と言うこともなく、客単価を上げることができるのです。
「お客さんに値上げしたなと思われてしまうんじゃないか?」というメンタルブロックは関係がありません。
おススメするのは、上位商品を2つ作ること!
今現在、販売している商品を一番下の価格帯の商品にして、その上位に2つの商品を作ります。
「松・竹・梅」といった感じで、高い商品から「松」、中間クラスの商品は「竹」、最も低価格の商品(既存の商品)を「梅」に設定します。
人は、松竹梅と3段階の商品があれば、「真ん中を選ぼう」という心理が働きます。
ということは、「こちらの上位商品はいかがですか?」とあなたがオススメしなくても、お客さんが勝手に、上位バージョンを選ぶようになります。
無理せずに価格を上げる方法 その2:価格アップを来なくなってしまってもいい嫌なお客さんから伝える
あなたの不安とは裏腹に、大抵の場合、価格を上げたとしても何も問題は起こりません。
価格を下げたことで倒産した会社はありますが、価格を上げて倒産した会社は、見たことがありません。
小さな会社での値下げは、ある特定の場合を除き、命取りになってしまいます。
値下げ競争をしていくと、どうなると思いますか?
結果的には、一番体力(資金力)のある規模の大きな会社が勝ちます。
規模の勝負になると、小さな会社に勝ち目はありませんね。
だからこそ、小さな会社は価格を上げていく必要があるのです。
では、どうやって価格をあげていけばよいのか?
それは、嫌なお客さん、来なくなってもいいお客さんから順番に値上げをお知らせしていくことです。
実際にやってみるとあなたは、お客さんが意外と簡単に「はい、分かりました」と値上げの要求を飲んでくれることに気づくはずです。
そして同時にあなたは「あれっ!?値上げしても全く大丈夫じゃないか、、、」という自分が抱えていた不安とは違う反応が起きることも実感できるはずです。
この「値上げしても大丈夫じゃないか」という実感をつかむことがとても大切で、あなたが安心してお客さんに価格アップの告知ができるようになるポイントです。
仮にお客さんが来なくなってしまったとしても、どのみち来なくてもいい嫌なお客さんに声をかけているので、何のリスクも無く、気にする必要もありません。
このようにすることで、あなたの「まだ起きてもいない事象を現実に起きているかのように自らが勝手に感じている不安」(=メンタルブロック)も外すことができます。
「嫌なお客さんから伝える」という順番を意識するだけで、値上げをすることによる心理的な不安がなくなります。
以上、無理せずに価格を上げる2つの方法をお伝えしました。
この方法はシンプルですが、非常に効果的です。
莫大なお金や時間を投資する必要もありませんので、ぜひ実践して、売上アップと利益アップをあなたのものにしてください。